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保護者の皆様へ

保護者の方へ

18歳人口の進学率と就職率の関係(進路状況など)

大学進学率は高水準で推移。

 文部科学省は高校卒業者の進路を①大学等進学者、②専修学校(専門課程)進学者、③専修学校(一般課程)等入学者、④公共職業能力開発施設等入学者、⑤就職者、⑥一時的な仕事に就いた者、⑦その他に分類しています。このうち最も多い①大学等進学者を、さらに大学(学部)、短大(本科)、その他の3項目に分けて、それぞれの占有率をみたものが下表です。
 ①「大学等」への進学者は増加を続け、19年に初めて50%の大台を超え、25年には前年比で若干ダウンしたものの53.2%に達しました。その中でも大学は、全体の47.3%を占めています。これに続くのが、②専門学校(専修学校〈専門課程〉)と⑤就職で、それぞれ17.0%、16.9%の占有率です。
 ここ数年の傾向をみると、占有率を伸ばしているのは大学と就職でしたが、就職は不況の影響もあって、20年をピークにややダウンしています。
 大学が前年比で同じ高い比率を保っているのは、大学新設や学部・学科の増設などでとくに私立大の入学定員が増えていることが大きいといえます。一方、受験生数は減少傾向にあり、その結果、大学の総定員と受験生数がほぼ一致する「大学全入」の時代の到来ともいわれています。ただ、多くの受験生が集まる人気校は相変わらず高倍率の厳しい入試が続いていることは事実です。このことは、資格取得や就職の面でまだ「学歴社会」が残っている表れともいえるでしょう。
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大都市圏は大学進学率が高く、専門学校進学率や就職率は低い。

 地域別の進学・就職状況はどうでしょうか。高校卒業者における、都道府県別の大学・専門学校進学率及び就職率をみたものが、下表です。このデータの進学率は「大学等」ということで、大学と短大は分類されておらず、さらに大学・短大の通信教育部なども含んでいます。
 それぞれの率の高い県と低い県を5位まであげると、次の通りです。
 大学等進学率は高い順に①東京、②京都、③広島、④神奈川、⑤兵庫の各都府県、低い順に①沖縄、②北海道、③岩手、④青森、山口、鹿児島の各道県。
 就職率は高い順に①青森、②佐賀、③岩手、④宮崎、⑤鹿児島の各県、低い順に①東京、②神奈川、③京都、④奈良、⑤大阪の各都府県。
 関東や近畿の大都市圏で大学等進学率が高く、専門学校進学率や就職率が低いという傾向がはっきり表れています。反対に東北や九州地区では大学等進学率が低く、専門学校進学率や就職率が高い県が多くなっています。専門学校進学率は地方ごとにバラツキがあり、県による差は比較的小さくなっていますが、大学等進学率と就職率の県による格差はかなり大きいようです。
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