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学部・学科

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総合福祉学部:学部概要

学部長メッセージ

総合福祉学部長
感じ、学び、考えながら
それぞれの未来をデザインしよう。


総合福祉学部
学部長 渡邉 誠







 みなさんを迎える東北福祉大学総合福祉学部は3 学科を擁しています。3 学科の公分母はもちろん福祉です。では、「福祉」を学ぶとはどういうことでしょうか。
 「福祉」は、人間が生まれてから死ぬまで、一生のなかでかかわる重要な概念です。ひと口に福祉といっても、そのなかには児童福祉、成人福祉、老人福祉、地域福祉、障がい者福祉など、さまざまな要素が含まれています。そして、それらの根本となる「福祉」の学びは、人間の「ウェル・ビーイング」のため、人間・環境・社会の相互作用においてもたらされる、不断なダイナミズムを考究することでもあります。しかも、そのダイナミズムは理論のみでなく、豊かな感性と開かれた実践的な知が要求されています。
 東北福祉大学は、それらに対する知の装置を備えています。その核となるのが、大学の理念である「行学一如」の精神です。「行と学」は、「知性と感性」「理論と実践」「大学と現場」として実践されます。
 実践の現場として、高齢者や子どもの施設、産学協同の場、生涯教育の実践の場、福祉心理の応用の場が、校地内あるいは近隣に点在しています。福祉は実践能力が重要であり、実践のなかで予期しない出来事に出会ったとき、そこでは理論よりも瞬間的な判断が必要になります。知性と感性がダイナミックに「一如」、つまり交感し、融合するのです。それによって、新しい発見をし創造性につながるのです。
 また、福祉臨床には見えないところを見る、感受する能力が大切です。つまり感性を拓かなければなりません。感性の装置として、大学には音楽堂や美術工芸館があり、自由に利用することができます。芸術にふれ「本物を見る目」を育てるとともに、サークルやボランティアなどさまざまな経験を通して人とかかわり、豊かな感性を養ってください。
 大学における講義も、思考力と実践力を養成することを意識し、しかもつねに時代をリードするカリキュラムを備えています。総合知と専門知の調和がとれた「知のシステム」により、新鮮な感動と知的好奇心を刺激し、課題を発見し解決するまでの過程を構築する能力が備わります。さらにみなさんは広い視野を身に付け、知のリーダーシップの資質を得るのです。知を学び、感性を豊かにし、師と出会い、友と語る。そんな多様なコミュニケーションのなかで人間として深く、強く、優しく成長してください。
 「いま・ここ」で生き、感じ、考え、学び、「明日」を生きるみなさんの、その資質を豊かに顕在化させることが、大学の存在理由の一つだと考えます。4 年間のステージのなかで知性と感性を磨き、みなさん一人ひとりの未来をデザインしていきましょう。

3ポリシー

アドミッション・ポリシー
 総合福祉学部では建学の精神「行学一如」に則り、「理論知」と「実践知」の調和をめざします。アドミッション・ポリシーとして「理論」と「実践」に対応しうる能力、意欲、適性、社会的経験(ボランティアなど)などを提示します。例えばアドミッションズ・オフィス(AO)入試においては、基礎学力を第一次選考で課しています。第二次選考は「実践知」のためのディスカッション能力、コミュニケーション能力、社会との適応、意欲、目的意識などを判断基準としています。
 プレアドミッション教育(入学前教育)はレポート(ボランティア活動の経験など)、小論文(課題を与える)、課題図書など「読む力」、「書く力」、「表現する力」を育成しながら大学への動機付けを行っています。

カリキュラム・ポリシー
 学生はカリキュラムを通じて「知的アイデンティティの確立」をめざさねばなりません。そのため学士力として要求されている「知識・理解」、「汎用的スキル」、「態度・志向性」、「総合的学習経験と創造的思考力」をカリキュラムで実現しています。初年次から行われるリエゾンゼミは「PBL」(グループで問題を設定し解決する)のすべてを学修できる内容になっています。カリキュラムは「総合基礎科目」、「専門基礎科目」、「専門基幹科目」、「専門発展科目」、「関連科目」を設置し、各科目を有機的に連携させ、体系的に学修できるようにし、副専攻も設置することで、多様な学びに応え、複眼的な能力を身に付けた人材を育成します。また、一年次のリエゾンゼミは、初年次教育からPBL までをも視野に入れ、主担任、副担任のほか、ティーチング・アシスタント、ピアメンターなどを置き、学習相談から生活相談まで対応できるようにしています。

ディプロマ・ポリシー
 学士としての「質保証」のため「単位の厳格化」と「高い公共性と倫理性」をポリシーにしています。「公共性と倫理性」の育成のため坐禅を必修にし、ボランティア活動を推進しています。ボランティア活動を単位にしていますが、単位に関係なく多くの学生がボランティア活動に参加しています。
 なお、ミニマムリクワイアメント(卒業要件)は個々の学生の目標に合うように設定されています。個性化、多様化の視点から副専攻も含め柔軟なミニマムリクワイアメントを確立しています。