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学部・学科

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保健看護学科:実習内容

実習計画進行表

看護体験実習

 様々な看護や介護の提供される場において様々な対象を実際に知り、対象の日常生活を看護の視点で確認します。第 1 学年の Early Clinical Exposure(早期臨床体験学習)として、この実習の重要な目的は、相手の立場に立って考え、それを実行することにあります。相手が何を欲しているのかを知るには自己の体験を介した試行錯誤も重要です。このような試行錯誤を通して、また、援助者の活動の見学を通し援助者の目線を体験することで、援助者としての態度を養っていきます。

基礎看護学実習Ⅰ

 人間の社会生活を重視した看護の進め方の具体的な方法論について学びます。看護技術の基本的な考え方について理解し、看護を受ける人に看護技術を提供することの意味と、根拠に基づいた看護技術について学習します。基本的な日常生活援助技術については、臨床実践への活用をふまえながらその水準を示し、各自が理解した上で身につけます。さらに、今後の臨地実習、実践の場において技術を獲得し、磨いてゆけるための自己学習力を身につける素地を養っていきます。

基礎看護学実習Ⅱ

 基礎看護学実習Ⅱでは、主体的に看護援助を展開し、評価することを体験します。実際に看護の対象となる人々の日常生活を自分で把握し、援助のニーズを明確にし、そこに既習の知識・技術を統合しながら、看護援助を計画、実施してきます。さらに、対象の反応を確かめながら評価し、自己の援助を吟味するまでの一連のプロセスを踏むことで、看護援助とは何かを学びます。この経験をふまえ、援助者としての自己のあり方について深め、専門職業人としての素地を養います。

成人看護学実習

 成人看護学実習では、周手術期を中心としたクリティカルケアと慢性病者看護論が展開されている実践の場において、看護の思考過程にもとづきながら、成人期にある対象に必要な看護の基本的な知識と技術、および態度を養うことを目的とします。対象のアセスメントと看護上の問題の抽出と優先順位の決定、目標設定、看護計画の立案と評価、成人看護学に必要な基本的看護技術を学びながら看護介入を実施します。また、自己の実践を評価し、吟味することを通して成人看護学の理解を深め、専門職を目指す上での課題を明確にすること、ならびにチームアプローチを含めた看護の総合的能力を養うことも目的とします。

老年看護学実習Ⅰ

 既習の知識を生かして高齢者の特徴をふまえ、健康障害を有する高齢者についてアセスメントする能力と対象に必要な看護を考え実践する能力を養います。また、認知症高齢者の看護の実際を知ることで、人と生への理解を深め、必要な看護を考える機会とし、高齢者や老年看護に関する様々な視点からの学習とその学びの共有を図り、老年看護の視野を拡げていきます。超高齢社会で看護を実践するものとして、主体的かつ創造的に看護を実践し、高齢者との関わりに必要な態度を習得します。

老年看護学実習Ⅱ

 回復期病棟や介護老人保健施設等において、身体的障害あるいは認知症により日常生活に支援を要する高齢者を対象とする施設ケアの特徴、及び看護職や他職種の役割や連携による支援活動を理解します。また、医療保険や介護保険制度との関わり等幅広く理解を深め、看護の総合的能力を養います。

小児看護学実習

 小児看護学実習では、こどもの成長発達段階と健康レベル、および環境の影響を理解したうえで、こどもと家族のニーズを把握し、根拠に基づいた看護を実践するための知識・技術・態度を学ぶことを目的とします。さらに、子どもとその家族への援助を通して、小児看護の特徴を理解し、小児医療チームにおける看護師の役割と責任、小児医療におけるこどもの最善の利益について考えていきます。

母性看護学実習

 母性の一生にかかわる健康の維持増進と健康回復における看護の役割について学習します。妊娠・分娩・産褥・子育て各期の女性と子どもの健康に焦点を当て、その家族を含めた看護について実践的に学ぶ。具体的には、妊娠・分娩・産褥・新生児期における母子を受け持ち、その家族を含めて健康問題を的確にとらえ、個別的な看護過程が展開できるように学習します。生命の誕生、命の尊厳について体験的に学び、母性看護の役割について理解を深めていきます。

精神看護学実習

 精神疾患をもつ対象およびその家族に対する理解を深めながら看護を実践する能力を養います。また、患者-看護者関係のもつ治療的意味と自己洞察の重要性を理解し、さらには、治療の場や構造が患者にどのような影響を及ぼしているのか倫理的側面について考え、看護者に必要な態度を習得します。

在宅看護学実習

 各ライフステージ及び健康段階の方々が、健康上の問題を持って家庭で生活する療養者とその家族の生活のありようを理解し、その人らしい生活を尊重した訪問看護の機能と役割を学ぶとともに、看護職が自立して経営できる事業所として訪問看護ステーションの特徴を理解するため体験を通して学びます。

公衆衛生看護学実習Ⅰ

 個人や家族、グループやコミュニティの健康課題の解決に向け組織的に展開されている公衆衛生看護活動に参与し、それらの実際を見学し、公衆衛生看護活動のコアとなる役割を理解します。

公衆衛生看護学実習Ⅱ

 ヘルスプロモーションの概念に基づき、地域住民・関係機関・関係職種との協働のあり方及びその基盤となる保健・医療・福祉システムの現状と課題についてどのように展開されるのかについて理解を深めていきます。さらに、少子高齢化や人口構造等の変化に伴い労働・社会保障・産業構造・経済情勢等が地域の人々のライフスタイルや健康、意識などと密接に関連していることを捉え、安全と健康を守る方策について考え、これらに関する現実的な課題を見据えながら、地域の生命・生活・人生の質(QOL)の向上に資する看護活動の本質について理解を深めてきます。

統合実習

 統合実習では、これまでに学んできた看護の理論的知識と技術を活用して主体的な看護実践を行う中で、チームアプローチや看護実践上の問題の探求、および解決能力を習得し、看護実践能力の育成を図ることを目的とします。実習は個々の学生が関心を持つ領域を中心としたフィールドにおいて行い、この一連の過程は、自らの看護の知識、技術、経験を統合することで実践力を高め、専門職業人として生涯学び続けてゆく自らに課題を見いだすことを支援します。