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学部・学科

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福祉行政学科:教員メッセージ

2015年4月に新しく「福祉行政学科」を開設しました。

学科長メッセージ

福祉行政学科長
福祉行政学科 学科長:教授
小松 洋吉
やさしい地域づくりの担い手に
 福祉行政学科で勉強しようという人は、将来は公務員志望という人が多いかもしれません。試験突破のためには行政、法律、経済などの専門分野を多く学びます。大変な努力を必要としますが、さらに大学では「地域貢献とは」「働くとは」などについても考え、学んでほしいと思います。「ものの見方・考え方」「コミュニケーション力」「プレゼンテーション力」「他者に配慮できる人間力」という4つの力を蓄えてほしいということ。資格についても、資格が仕事をするわけではなく、人間が仕事をすることを心得ることが大切です。行政職に就いた時、福祉を学んできたというのは大きな付加価値になるはずです。専門の勉強プラス広い視野をもつ人となって社会に貢献してください。

教員メッセージ

阿部 裕二
福祉行政学科 教授
阿部 裕二
PROFILE あべゆうじ[1990年赴任]
専門分野:社会保障、公的扶助
主な著書:共著(編集責任)『社会保障(第3 版)』、共著『低所得者に対する支援と生活保護制度』、編著『構造的転換期の社会保障』ほか
生活者の立場に立って、特に少子高齢化、人口減少のなかで、生活保障はどうあるべきかを政策面からアプローチ・研究している。
住民が暮らしやすい地域づくりをめざして。
行政の担い手に求められる知識を幅広く学ぶ。
 現在、日本の社会は、人口減少・少子高齢化などの諸問題に直面しています。さらに2011 年の東日本大震災は、私たちの暮らす東北に甚大な被害をもたらしました。震災による被災地域の人口減少は今も大きな課題です。そんな現代の地域の諸課題に対応できる人材を育成する
のが福祉行政学科です。
 本学科で私が担当するのは、国民の生存権の確保を目的とする「社会保障論」、生活保護受給者や生活困窮者の自立支援を行う「公的扶助論」、国および地方行政が直面する諸課題に関して学ぶ「福祉行政総論」などです。この他、本学科では、法律や経済などについても幅広く専門的に学ぶことができ、行政の担い手をめざす上で重要な社会の仕組みや制度についての知識も修得することができます。これらの学びはすべて、地域社会に暮らす人々の福祉の向上につながるものです。本学科での4年間の学びを通して、住民が住みやすい地域づくりをするにはどうすればいいかを考え続けてほしいと思います。

「新しい公共」に代表される新たな公共サービスのあり方。
 近年、公共サービスに関する新たな考え方である「新しい公共」が注目されています。公共サービスを住民に提供するのは、従来、行政の役割と考えられてきました。しかし、多様化する社会や地域の抱える問題の個別性などを考えると、一律の行政システムでは住民のニーズに応えきれないという問題が生じてきました。そこで登場したのが、公共性の高い企業やNPOと連携する公共サービスです。福祉行政学科に入学する学生の皆さんは、公務員を志望する方が多いかもしれません。しかし、地域住民一人ひとりの豊かな生活を支える仕事には多様な形があることを知ってください。そして、「新しい公共」という広い視野から、自らが進む道を選択してほしいと考えます。

教員メッセージ

都築光一
福祉行政学科 教授
都築 光一
PROFILE つづきこういち[2014年赴任]
専門分野:社会科学、社会学、社会福祉学
主な著書:共著『社会福祉の未来に繋ぐ 大坂イズムの継承』『新・社会福祉士養成講座 現代社会と福祉 第4版』ほか
災害時における地域福祉の取り組み、社会福祉の調査技法について、フィールドでの実証的な研究を行っている。
福祉と行政を融合した学びで、地域の諸課題に対応。
福祉的視座を持ち、行政の現場を担う人材へ。
 行政の窓口業務は、従来、「規範的人間であること」を前提として行われています。それは、窓口に人が訪れ、内容や手続き方法について話す時、「話せば理解できる」という前提を持っていることを意味します。しかし現実はどうでしょう。福祉の窓口には高齢者や知的障がい者、耳の不自由な方など、理解や判断がすぐにはできない人々が来訪します。その時、話せば理解できるという「前提」と「現実」との間にギャップが生じ、ノイローゼになってしまう職員さえ現れます。
 こうした問題を解消するのに役立つのが福祉の学びです。福祉行政学科では、高齢者福祉や障がい者福祉、児童・家庭福祉など、さまざまな面から福祉を学びます。高齢者や障がい者に対する理解を深めた人材が行政の現場に立つことで、行政の効率は上がり、福祉サービスの利用者さまも望む形で制度を利用することができるようになるのです。少子高齢化が進む現代にあって、行政の現場における福祉的視座をもった人材へのニーズは、今後さらに高まっていくことでしょう。

志を立て、目標に向けてひたむきに学ぶ。
 私が担当するリエゾンゼミでは、グループ学習やグループディスカッションを中心としたアクティブ・ラーニングを行います。リエゾンとは“つながり”という意味。学生同士のつながりを深め、コミュニケーション能力を磨くとともに、問題発見・解決能力を養う演習を通して、地域の諸課題に主体的に対応できる人材を育成します。
 学生には、志をもつことを大切にしてほしいと思います。志をもつことは、ぶれない軸を持つということであり、軸をもった人間は強く、めざす目標に向けてひたむきに学ぶことができると考えるからです。